『不耕起でよみがえる』 岩澤信夫著 創森社
2023年4月発行
目次
序章 不耕起移植栽培が底力を発揮する理由
第1章 近代化稲作がもたらしたもの
第2章 不耕起栽培への模索と試練
第3章 生きものいっぱいの不耕起の田んぼ
第4章 メダカとトキと子どもたち
第5章 ゆっくりと水資源をはぐくむ
第6章 不耕起・冬期湛水の心得と準備
第7章 不耕起・冬期湛水の主な作業
終章 生物資源型農業をめざして
276頁 A5判 定価(本体2500円+税)
ISBN-13 978-4883403615
「大いなる不耕起の実り〜序に代えて〜」より抜粋。
耕さない田んぼでイネを鍛えながら野生化させ、本来持っている力をよみがえらせる
イネつくりをしてもらいます。耕さない硬い土に根を張れば、頑丈で太くてたくましい
姿になり、たくさんのおコメを実らせるイネに育つのです。
もちろん、おいしいおコメになります。
それだけではありません。 このイネつくりは、田んぼを耕さないことで、たくさんの
田んぼの生きものたちが生きられる環境を整えることができるのです。
つまり、このイネつくりをすることで、生きものたちのすみかが復元されて、多くの田ん
ぼの生きものが蘇るのです。こういう田んぼをみつけてやってくる生きものもいます。