2010年4月1日発行
『究極の田んぼ』 岩澤信夫著 日本経済新聞出版社
目次
はじめに
第1章 思い違いの農業
第2章 大冷害の教訓
第3章 生きものの偉大な力
第4章 田んぼの驚くべき浄水能力
第5章 コメつくりの技術開発物語
第6章 自然と折り合う農業
第7章 田んぼの市民農園制度を
216頁 四六判 定価(本体1,500円+税)
ISBN 978-4-532-49088-1
表そでより
怠け者、変わり者と笑われながら、長年の試行錯誤と
工夫の積み重ねによって、田んぼを耕さず、
農薬も肥料も使わずに多収穫のイネを
作ることに成功した男の物語。
耕さない硬い田んぼゆえに、かえってイネが強く多収穫になり
冬にも水を張っておくことにより、イトミミズが繁殖し、
その排泄物が雑草を抑制し、豊かな肥料にもなってくれる。
田んぼの食物連鎖によりメダカ、アカトンボ、カエル、
ガンなどの生きものが集まる自然豊かな田んぼが
日本各地に生まれている。
不耕起移植栽培の普及と環境再生農業の提唱で
2008年度吉川英治文化賞に輝いた著者が、
市民と農家が共に楽しめる、地球と人と生きものに
本当に優しい市民農園・村おこし構想を提言する。
<書評の紹介>