FAQ:よくある質問   <自然耕塾編>

 いつ申し込めばいいですか?

  募集開始後、定員になり次第、締め切らせていただきます。
  昨今、農業に興味を持つ方が増えており、募集後直ぐに定員になる可能性があります。
  できれば早い時期(遅くとも年内)にお申し込みされることをお勧めします。
  もちろん、定員に満たない場合は随時申し込を受け付けていますので、遠慮無くお問い合わせください。

 指定された問い合わせ先に電話してもつながらないのですが・・・。

  大変申し訳御座いません。
  基本的に塾の開催日の電話対応は、できませんので、ご了承下さい。
  また、塾開催日の直前の数日間は、塾の準備等で不在がちになります。

  現在、転送サービスにて電話の応対を行っていますが、イネつくりの作業もしつつ事務局の作業を行っており、
 全てのご要望にお答えすることができていません。
  大変申し訳ありませんが、時間帯を変えたりして、根気よく連絡を取っていただければ幸いです。

 農家が参加してもいいのですか?

  もちろんです。
  日本不耕起栽培普及会は、農家会員が多い団体ですです。
  農家の方が普段、理論的な見知から接してない苗やイネの生理生態、稲つくりの過程で実施する作業の
 意味などを学ぶことができます。

 農業や農的暮らしに興味があるのですが、それだけの理由でも受講できますか?

  これまでの塾生の中にも就農や定年帰農、農的暮らしを目的に受講した方も少なくありません。
  塾は同じ目的を持つ人たちの出会いのや情報交換の場にもなっています。
  受講生や会員には実習地の田畑を開放していますので、受講日外にイネつくりや草生栽培、不耕起栽培、
 三圃農業などの農作業を体験できます。

 農業の経験がないのですが受講できますか?

      新自然耕塾は、不耕起移植栽培の稲つくりの基礎を学びたい人のための初級講座ですので、
       ◇ 農業の経験が無い人には稲つくりの新しい知見を得る場として、
       ◇ 農家の人にはこれまでの稲つくり作業を理論的に再認識する場として
     受講していただくことが出来ます。

     農業の経験がなく、書籍で得た知識で頭の中が一杯になっている方は、頭で先に考えすぎる傾向があるようです。
     農業は、まず現場に立ち、実際に農作業をすることから始めろと言われているように、新自然耕塾での講義や実習を体験し、それから考えることをお勧めします。

     定員に空きがあれば、申し込みは塾が開始された後に、途中から受講を開始して、翌年にそれまでの講義を受けるという変則的な1年間でもかまいません。

 田んぼの都合がつきません、田んぼを見つけてから受講したほうがいいのでしょうか?

     まずは、不耕起移植栽培の模範的な田んぼに接することから始めてみてみませんか。

     稲作りは、多くの場合1年に1度の経験しか積めません。
     田んぼを見つけるまで後回しにするより、1日でも早く不耕起移植栽培のイネつくりの現場で、田んぼや稲の生育を観察したり、実習を通して田んぼで作業したり、稲を見る術を体感したりなどの稲つくりの経験を一日も早く積むことをお勧めします。

     日本不耕起栽培普及会会長 岩澤信夫先生や特別に講義を引き受けていただいている講師のお話は、知見を幅広くすることに役立つと思います。

     また、すでに不耕起移植栽培を実践している人たちとの出会いもあるので、時間を作って作業を手伝いに行ったり、田んぼを見つけるためのアドバイスを貰ったりと、人的ネットワークを作るのもあなた次第です。

     多くの塾生が1年間で、たくさんの知らなかった知識を得る中で、イネを見る目が養われたと実感しています。

 年間受講を申込後、都合で受講できなかった場合の救済処置はありますか?

     年間受講の一般塾生と同伴受講者として登録された方に限り、基本的に、欠席した回を翌年受講可能です。
     ただし、同一日の欠席者が多い場合には、次回の講義で補講を盛り込むか、別途補講日を設けることもあります。

     申込時点で、毎回の出席が難しい場合は、受講可能日を指定してスポット参加で申し込んでください。
     また、単発のスポット参加の場合は、原則として2週間前までに申し込んでください。定員に空きがる場合や年間受講者の欠席にて一時的に空きがでた場合は、講習への参加が可能です。

 欠席したくないので、代わりの人に出席してもらってもいいですか?

     如何なる場合においても、受講を申し込まれたご本人もしくは同伴者として登録された方以外の受講は、固くお断りしています。

 一緒に住んでいれば、同居家族として同伴受講の対象になりますか?

     家族の同伴受講の料金を割安に設定している理由は、夫婦二人三脚で受講していただき、夫婦二人三脚で稲つくりを展開して欲しいとの思いを込めています。
     また、親子二代にわたって、稲つくりを計画している親子には、別の意味でエールを贈る思いを込めています。

     しかし、塾の運営に支障をきたしては元も子もないので、同居家族を下記のように限定させていただいています。

      (1) 同居する夫婦または親子に限定しています。
      (2) 夫婦別姓は問いません。
      (3) 同じ家に住む兄弟や親戚は、同居家族に該当しません。
      (4) 同じ敷地内に住む方は、同居家族に該当しません。

 一般塾生と特別塾生はどうちがうのですか?

     一般塾生は、修了時に修了証が、授与されるだけでなく、相応のお米の収穫物が贈呈されます。
     また、修了後は「自然耕中級オリザ塾」に参加する権利も与えられます。

     特別塾生は、普及会の会員や稲作農家の方などの参加者を想定しています。 つまり、普及会の会員や稲作農家の方は、地方の人が多く、毎回の参加は難しかったり、お米を販売するほど保有していたりする方がほとんどです。

 一年間スポット参加すると修了証がもらえますか?

     スポット参加は1年受講しても修了生の扱いにはなりません。

     スポット参加者の場合、何度かスポット参加をしてみた後、年間受講に切り替えるご相談もお受けしますが、事前にご相談いただいていた場合のみ、参加申し込み年度の9月までに修了生への変更を了解する場合があります。
     但し、修了間際及び年度をまたがった後の切り替えには応じかねます。

 傷害保険について、どんな保険に入っていればいいのですか?

     受講が許可された方は、講習や実習中のケガは各自の責任で対処することを承諾いただいた方に限定しています。

     そのため、全ての塾生は、ケガの保障がされている「傷害保険」に加入していると理解しています。

     傷害保険は、障害補償の範囲や傷害額によって色々ありますが、ここでは農機具を使っててケガした場合、圃場でつまづいて捻挫した場合など、講習や実習の過程で考えられる傷害に対応した傷害保険を想定しています。

     できれば、「責任賠償保険(他人にケガをさせてしまったり、他人のものを壊したりしたときに支払われる保険)」が特約で付加される傷害保険であれば、より安心して講義や実習に参加していただけるのではと思います。

     詳しいことは、損害保険会社への相談をお願いします。

 どうして講義中心なのですか?

     自然耕塾では、稲の生育の各過程で発生する栽培補助作業の意味と目的を把握した上で、実際の栽培補助作業に携わって欲しいとの思いから、不耕起移植栽培の理論と実際の栽培補助作業を結びつけるための理論が中心の講義になっています。

     実習は、学んだ理論を頭に描きながら、スポット的に体験して貰う工夫をしています。

     不耕起移植栽培の理論を確認するために、より深い実際の作業(農作業)を希望する一般塾生には、実習地の田んぼや畑の管理を手伝う機会を提供可能ですので相談して下さい。

 実習は、どのような内容になりますか?

     種籾を選ぶ塩水選や種まきなどの実習は、不耕起栽培実習地で行ないます。

     田植え、生きもの調査、除草、稲刈りは実習田で行なう予定ですが、その時々で、実習田での実習内容が変わります。

     機械の操作はありませんが、主な機構や調整の説明と実演があります。

     講義や実習は、毎年、最新の情報を元に質を向上させるため、それに合わせて内容も変わります。

 使う教科書について教えて下さい。

     講義の中心は『不耕起でよみがえる』(創森社)を使います。

     また、副読本として『週末の手植え稲つくり』(農文協)を指定しています。

     稲つくりの経験がない方や浅い方は、講義の中で飛び交うイネつくりの専門用語に戸惑わないようにするためにも、受講前に何度か読むことを強くお勧めします。
     1冊すり減らすつもりで、書き込みやマーカーをつけ、わからない用語や理解が難しいヶ所は、講義中でも遠慮無く質問してください。

     尚、『新しい不耕起イネつくり』(農文協)は、10年以上前の不耕起栽培技術の本であり、現在の講義内容は最新の生物資源型農業となっているため、自然耕塾の教科書としては指定していません。

 子ども連れでの受講はできませんか?

     大変申し訳ありません。

     お子様を預かる施設やスタッフが手当できないだけではなく、講義会場、実習会場、実習田んぼ間の移動を伴うなど、講義内容が一人で行動できる方を対象にした構成になっていることもあり、お子様連れの受講はお断りさせていただいていています。

     ご要望に応えることができず大変心苦しいのですが、ご理解の上、ご了承いただきたいと思います。

 収穫後にもらうお米は玄米ですか?

     自然耕塾の一般塾生の場合、塾の田んぼで収穫されたお米が贈呈されます。

     基本的には、玄米になりますが、普及会の会員の協力が得られれば、お米の精米の種類は、5分搗き米、白米も選べ、それぞれを何袋かに分け、送り先も自宅だけでなく、家族や友人に送ることが可能です。

     しかしながら、普及会の会員の協力が得られることが前提ですので、該当日に説明することになります。

     但し、宅配便を利用する場合、送料は別途必要になりますので、ご了承ください。

 塾に参加するほかに農家の作業を手伝うことが出来ますか?

     塾生が協力農家の水田に関われるのは、実習を設定している日時に限定されています。

     協力農家は、日常の農作業に塾生の受け入れをしていませんので、塾生が直接連絡を取ることも含めて、固くお断りします。

 協力農家の水田を見学したいのですが・・・。

     協力農家の水田を勝手に見学することは、固くお断りします。

     協力農家の水田で見学や実習が設定されると、協力農家の方が周辺の田んぼの管理者にもその旨の了解を得た上で、見学や実習を実施しています。

     つまり、協力農家だけではなく、協力農家の田んぼの周辺にある田んぼの管理者の協力もあって、田んぼの見学や実習が成立しています。

     そのため、設定された日時以外に協力農家の水田を見学する等で訪れたりするだけでも、まわりの田んぼの管理者から協力農家にクレームが入るなどの迷惑につながりますので、ご理解の上、ご協力をお願いします。

     将来計画などで、どうしても協力農家の水田の見学が欠かせない場合でも、直接、協力農家に問い合わせするのではなく、開催者の事務局にご相談ください。

 塾の授業で自分の稲つくりについての質問をしたいのですが・・・。

     その日の講義に関連のある質問は、遠慮無く、講義中に質問して下さい。

     また、塾生が持ち寄った苗や稲のアドバイスを受ける中で、そのイネを講義で使うこともあります。

     質問の時間はが限られますが、質問をすることで他の塾生が新たな知識や情報を得られる可能性があります。
     また、その年の天候や、作る地域や場所によって作り方に違いがあることも、有用な情報ですので、授業中の質問は良いことです。
     間違っていても良いので、質問して聞くのは一時の恥、質問せずに知らぬは一生の損と心得て、質問してください。

 年間受講料の分割払いは出来ますか?

     初回2万円以上で、後は分割可能です。遠慮無く、ご相談ください。

 毎月宿題があるのですか?また、卒業試験があるのですか?

     塾でどんな宿題になるかは毎年異なります。

     宿題は強制ではありませんが、楽しむつもりで参加してみてください。

     卒業試験はありませんが、一般塾生として8割以上出席した方に修了証が授与されます。